2013年9月23日月曜日

超時空要塞マクロス

WOWOWで放送していたものを録画して、多分放送以来だから、実に30年ぶりに観ました。

で感想ですが、当時観た時とあんまり変わらないですね。
絵の良い時と悪い時が差が半端無さ過ぎる、ストーリーが行き当たりばったり、設定の面白さが殆ど生かされていない、等々。

Wikipediaを見た所、絵の問題は当時いろいろ苦労があったんだなぁ、と若干同情する面もありましたが、ストーリーのお粗末さは言い訳出来ないレベルで酷かったです。

当時ガンダムやイデオン、ダグラムに熱狂していた身としては、戦争より日々の生活を優先しているような描写に違和感を感じていて、「お前等のうかつな判断で、何千何万人が死んでいるんだよ!」とか本気で怒っていましたが、普通に観ていた人達は、そんなことよりも、「ミンメイ最高!」「バルキリーかっこいい!」「カイフン、バカな左翼!」と言う感じだったんでしょう。
そういうアニメ雑誌の空気をヒシヒシと感じていましたよ、僕は。

で今のアニメの隆盛(?)を見るにつけ、マクロスの影響は余りにも大きいなぁ、とあらためて感じます。
ロボットアニメに、美少女、アイドルを持ち込んだのは多分マクロスが最初だと思いますが、僕はこういうのが大嫌いだったんだけれども、アニメファンは泥臭い政治劇のダグラムよりも、本当はこういうのを見たかったんだよね?

作っている人達は、戦争に反対するカイフンを頭の悪そうな人間に描くことで、お手軽に戦争を肯定したかったんだよね?
そうじゃないとしたら、戦争を反対する人をあそこまで頭の悪い人達に見える描写は酷すぎます。
石黒さんは銀河英雄伝説でジェシカ・エドワーズを、あそこまで描けたじゃないですか?

悪口ばかり書きましたが、良い所をひとつ。
異星人が文化(女性や歌など)に出会って、戦意喪失したり、混乱する設定。
今迄のロボットアニメは、だいたい同じような文化を持っていたり、違う文化を持っていてもたいした混乱は起きなかったんですが、マクロスでは、そこがひとつのテーマになっていたんで、異星人が文化に触れた時の混乱が結構面白かったです。
でも結局、リン・ミンメイのラブストーリーが最大のテーマだった訳ですが。

当時の若い(学生も結構いたらしい)スタッフがメインになって作ったらしく、要するに哲学も何もない(それを表現出来ない?)人達が、自分たちの快感原則に乗っ取って作ったら、アイドルと巨大ロボットの戦争話しになりました、と言う感じでしょうか?

TV放送時に余りにも制約が多かったリベンジとして、「超時空要塞マクロス愛、覚えていますか」と言う作品がその後、劇場公開されるのですが、僕は上記した通り、余りにも頭にきたんで(笑)、映画は観に行かず、TV放映した時も観ることはありませんでした。

でもWOWOWで録画しちゃったんで、今度観ます(笑)。
当日の最高の作画レベルと絶賛された作品で、あの渋谷陽一さんもサウンドストリートで「面白かった」と言っていました。
その発言を受けてリスナーからのはがきで「マクロスは、アニメファンの為の産業アニメなのです」と言う投書が読まれて、全くその通りだ、とラジオを聴きながら大きく頷いたことを思い出します。

さて、どうなることやら(笑)。

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