たかもちげん(故人)の最も脂が乗りきっていた頃の作品です。
便利なamazonで、行方不明になっていた、11巻を手に入れました。
彼の最高傑作は「祝福王」だと信じて疑わない私ですが、この作品もそれより少し落ちるがとても面白い作品です。
前半から中盤にかけては、主人公、児島のダイナミックな政治手法にワクワクさせてもらいましたが、終盤の、ただ政権をとるためだけの、細かい醜悪な策謀に終始してしまったのがとても残念でした。
読者は、児島の「百年の祭り」とはなんなのかを観たかった筈ですが、物語は政権を取った事で終わってしまうと言う、不完全燃焼な終わり方になっています。
実際の政党の名前も沢山出てきますし、しかもあまり良い書き方はされていないので、なんんらかの圧力でもあったのか、ただ人気がないので連載終了なのか、そのことは作者の「あとがき」にも書かれていません。
ともあれ「代打屋トーゴー」さようなら!
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