一条ゆかりさんも大好きな、「スラムダンク」でおなじみの、井上雄彦さんのバスケットマンガ。
バスケットボールのプレイシーンについては、一言二言、言いたくなる事はありますが、作者のバスケットボールに対する思いがヒシヒシと伝わってくる、熱いマンガです。
連載が中断している「バカボンド」は読んではいますが、単行本を購入するほど好きではないので、やはり僕は、この作者のバスケットボールに対する思いが好きなんだろうと思います。
特に今回印象に残ったシーンは、
かつてはバスケットボールの選手で、とても嫌なやつだった高橋くんは、事故で障害も持ってしまっています。
いつ終わるともしれないリハビリをし続ける中、たまたまリハビリ施設で車いすバスケの練習を観てしまった。
ボールが高橋くんの所にこぼれて行き、高橋くんはボールを拾い、選手にボールをチェストパスで返すシーン。
選手「バスケやってただろう、君?」
高橋くん「え?」
選手「ボールの扱いが違うものな」
この何気ないやり取りを観ているだけで、もう涙が溢れてしまって(笑)、書いている今も涙が止まりませんです(笑)。
事故にあった後は、常に後ろ向きに生きていた高橋くんですが、この1シーンだけで、今後は前向きに生きていく事が出来そうな予感がする、素晴らしいシーン。
物語上は、今後もいろいろありそうですが、bjリーグを目指している野宮くんも、骨肉腫の再発を恐れている清春君も、それぞれ一歩前に踏み出すことができました。
後はどうまとめるか、井上雄彦さんに期待しましょう!
0 件のコメント:
コメントを投稿